実はこの一年ほど(それ以上かも)、小説も戯曲もスマホで下書きを書いています。
執筆場所は、
- 居酒屋
- 電車
- オフトゥン
等です。
スマホにキーボードを接続して原稿らしきものを書いている人をどこぞのカフェで見たことがありますが、僕は特にそういうアイテムを使うこともなく、LINEを打つのと同じ要領で書いています。
ちなみにこの文章もスマホです。
漫画『響』では、スマホで小説を書くことについてやや否定的なシーンがありました。
それを鵜呑みにしているわけではないのですが、スマホで作品を書くことに対して漠然とした抵抗はあります。
「ええんか……?」という気持ちです。
そう思いながらスマホを使い続けているのは、「あ、書こう」と思った時に即書けるからです。
気を逸するぐらいなら曖昧な不安には目をつぶってしまえということです。
なんだかんだ仕事が忙しく、「さぁ(自分の作品を)書くぞ」という態勢はなかなか整えられません。
『異世界に行ったら負けだと思ってる』は、ほとんどスマホだけで書きました。
これは我ながら「いかにもスマホで書いた作品」です。
実は、『ぽんこつロボット養成学校』も下書きはほぼスマホで書いていました。
木星劇場プロデュース公演『ぽんこつロボット養成学校』
— cafe&bar 木星劇場 (@mokusei_cafe) 2019年2月24日
全ての公演が無事に終了致しました!
プロデュース始まって以来の動員&反響で嬉しいやら驚くやら!
本当にみなさまのお陰です。ありがとうございます!
そしてA、Bの両チームの皆にも、本当に言葉では表せない位
感謝です。いつかきっとまた! pic.twitter.com/AZpHJuQM7p
わりかし硬くて重いあの話がスマホで書かれていたというのはちょっと意外ではないでしょうか。
※もちろん、スマホで書くのはあくまで「下書き」であり、PCに送ってWordで整えます。
スマホで戯曲を書く時は、頭の中で喋らせて「発言者名は書かず、会話内容だけ文字に起こす」という感じです。
『乙女文藝ハッカソン』では野原さんが魔改造ボイスメモで小説を書いていましたが(ダイマ)、それに近い感じかもしれません。
スマホの何で書くかというと、「大人のメモ帳」というアプリです(ダイマ)。
このアプリの優秀なところは、
- くそ軽い。
- 初期装備の「メモ」と同様に、一行目が自動的にタイトルになる。
- 文字数が常に表示される。
等々です。
清書はPCでやるわけですから、同期が可能なEvernoteも便利なのですが、起動時のほんのわずかな待ち時間が待ち切れず(せっかち過ぎる)、大人のメモ帳がメインの執筆ツールになっています。
Evernoteは「PC作業中に何か思いついた時」に便利なので、ネタ帳として使っています。
「体感ではいっぱい書いたつもりなのにさほど進んでなかった」ということがザラにあります。
文字数表示はそういうズレがなくなるという意味で便利です。
大人のメモ帳を今までご存知なかった方はぜひお試しください。
やべえ明らかに宣伝遅れた……! #ぽんこつロボット養成学校 面白かったよーという方、『チャペック博士の子供たち』もいかがでしょうか。250円の戯曲(電子書籍)です。ぽんこつはちょっと怖い系でしたがこちらはかわいい系です(・∀・) https://t.co/9IqOYMprW2 pic.twitter.com/SJWhqEooLX
— 森山智仁 (@bacoyama) 2019年2月26日