トークイベント〝本〟と〝デザイナー〟に行って考えたこと
書籍感って何だろう
先日のトークイベント、杉浦さんの「書籍感」という言葉が印象に残りました。
イベントレポート「〝本〟と〝デザイナー〟 町口覚+松本弦人、杉浦昭太郎+山家由希」 https://t.co/gMmrtnGJP2 #noveljam
— NovelJam (@NovelJam) 2018年8月24日
音楽をやっている友達が「ロックやジャズに定義はない」と言っていましたが、実際ロックっぽさやジャズっぽさはあって、書籍っぽさも存在します。
書籍感というのは「長方形」と「タイトルが読みやすく存在すること」でしょうか。
ならばいっそ逆張りして、真四角とか文字なしにすると(詩集とか絵本には結構ありそうですが)、読書に興味がない層にも手に取ってもらえるのかもしれません。
ところで、販促活動について
ノベルジャム界隈は、関係者がみんな本のこと好き過ぎて、「誰に売るのか」「これまでの作品は誰が・いつ・どういう経緯で買ったのか」という視点が抜けている気がします。
販促活動の効果測定のために、
- 公式の作品一覧ページのアクセス数とその推移
- 売上冊数の推移
ぐらいは参加者に教えてあげてもいいんじゃないでしょうか。
(後者についてはBCCKSの「入手数」を各人が記録するという手もありますが)
というか、そういうデータがないと、「売るための工夫を楽しんでいるだけ」で、「実際どれだけ売れるかは運任せ」に留まってしまうのではないかと思うのです。
とりあえず僕が把握しているデータは「景虎くんが渋谷でTシャツで4冊売った」ということだけです。
自分が参戦記をいっぱい書いたことでどれだけ成果があったのかはわかっていません。
もちろん、考えを整理できたという成果はありましたが。
このブログには
グーグルの解析を入れているので
- ブクマ経由とツイッター経由と検索経由がそれぞれ何人か
- どんなキーワードで検索されたのか
- 訪問者が何分何秒滞在したのか
知ることができます。
ここではただ自分の書きたいことを書いているだけなので、データを活用できているとはとても言えませんけれども、ブログのPVを本気で伸ばしたいなら解析は必須で、セルフパブリッシングでもそれは同じではないかということです。
本のデザイン・タイトル・あらすじで売上を競うなら
当日賞の授与をやめるべきだと思います。
獲れなかったから言ってんじゃないですよ(・∀・)
前の記事でも書きましたが、
僕が第三者なら、内容を特に見比べることなく、受賞作品を買います。
「受賞!」のパワーが強過ぎて、デザイナーさんたちのせっかくの努力がその影に隠れてしまっているような気がするのです。
作品本文に関する賞の授与も一ヶ月後でいいんじゃないでしょうか。
なお、当日賞を出すにしても、WEBでの表示によってだいぶ違うはずです。
「これが受賞作品です、ドーン!」
「その他の参加作品はこちらです」
みたいな構成でなければ、まだ対等に戦えるでしょう。