それにしても語彙が欲しい

生活の中で考えたことや、感銘を受けた作品のレビューなどを書いていきます。毎週土曜日(&気まぐれ)24:00頃更新。

放送博物館に行ってきました

先々週は横浜の「新聞博物館」に行ってきましたが、

moriyamatomohito.hatenablog.com

今度は港区愛宕の「NHK放送博物館」に行ってきました。

 

出世の石段で有名な愛宕神社のすぐそばにあります。

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入場無料という気前の良さ。

 

新聞博物館が報道の使命を意識しているのに対し、こちらはわりとカジュアルな雰囲気でした。

娯楽・文化としてどう発展してきたか、正の面を基調としていて、戦時中やインターネット時代については最小限に留めていると感じました。

同じ「メディア」にまつわる博物館として、両者は好対照をなしています。

 

これは、展示をデザインした人の考え方の違いに留まらず、新聞の歴史が「野」から始まったのに対してラジオ・テレビは「官」から始まった――という、スタート地点の違いに起因しているように思われます。

戦時中に軍の広告塔になったことが、ラジオは新聞ほど「悔恨の歴史」ではないわけです。

新聞博物館は戦争の時代を反省して、権力を監視するという使命を強調していました。

 

もう一つ、(今やラジオはともかく)テレビは新聞ほど、インターネットを脅威に感じていないのかもしれません。

パソコン・スマホに視聴者の目が奪われつつあるといっても、同じ映像媒体ですからネット配信も可能ですし、テレビがない家庭というのは全国的にもまだまだ少ないはずです。

 

しかしまぁだからと言ってNHKを油断しているとか国家の犬だと見下したわけではありません。

報道関係よりエンタメ関係の展示が中心で、全国の家庭に娯楽・教養を提供する、エンターテイナーとしての強い矜持を感じました。

特に、テレビ草創期の番組の面白そうさには目を見張るものがあります。

まだ生放送しかできなかった時代のドラマとか、やっていることは実質演劇なわけですが、現場は下手な演劇よりも遥かに濃密な緊張感と、時代の最先端で表現をしているという高揚感で満たされていただろうと想像します。

 

こちらは写真撮っていいゾーン。

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僕は昭和59年生まれで、この風景をギリ懐かしく感じました。

ノスタルジー突いてくる展示が多いので、おじいちゃんおばあちゃん世代の東京観光で連れてきてあげると喜ばれるかもしれません。

 

その他、ピンポイントで心に残ったのは、

といったところです。

 

受信料問題等、何かと批判もあるNHKですが、番組は好きなので、これからも頑張ってほしいと思います。

 

www.nhk.or.jp