僕の仕事はロボットに奪われるだろうか
いま、ロボットがテーマの新作戯曲を書いておりまして。
※詳細は近日発表できると思います。
ロボットについて色々調べています。
ロボットに仕事を奪われるという話、ちょっとナメてた。ある日突然ロボットに「交替デス」とか言われるのを想像して「あり得んだろ」と思ってたけど、そうじゃない。すでに奪われてるからヒトの入る余地がないんだ。
— 森山智仁 (@bacoyama) 2018年10月24日
「ロボットに仕事を奪われる」という話には、
- 歴史上、便利アイテムが登場して一時的に失業者が出た時も結局新しい雇用が生まれて解決したから大丈夫
- 過去の比じゃなく人の手が不要になるからヤバい
という、楽観論と悲観論の対立があるようです。
僕は今まで楽観的だったんですが、調べれば調べるほど悲観的になってきました。
自分自身の仕事がロボットでも可能かどうか考えてみます。
まずメインジョブの「ライター」。
ネット上の情報を元に書くだけならロボットでも余裕です。
すでにロボットが書いているメディアもあるそうです。
誰かにインタビューして記事化する、というのはちょっと難しいかもしれませんが、音声データさえあればただの文字起こし以上のことが今の技術なら可能でしょう。
自分としてはそれなりに複雑な仕事をしているつもりではありますが、論理的に説明可能な技術はことごとくロボが習得できるのです。
僕が今手掛けている記事の半分ぐらいはロボットさんでも可能で、ロボットさんなら一度導入してしまえばギャラが不要です(ここが重要)。
「劇場スタッフ」はロボットでほぼ完全に用が足ります。
劇場全体がロボット化してしまえばいいのです。
マシントラブルは自己再生すればいいし、セキュリティーも人間より強力でしょう。
劇場主催でイベントをやる時ぐらいしか僕の出番はなさそうです。
「居酒屋の店員」も当然ロボでOKです。
おれみたいな低身長のおっさんよりキズナアイちゃんみたいな店員さんがいたほうが300%売上は伸びます。
昔やっていた「百円ショップの店員」もロボのほうがいいです。
そのお店ではレジだけでなく発注や配置もバイトの業務で、文具売り場は僕が担当になったことでずいぶん良くなったと自負していますが(笑)、どういった品物がどのぐらいのペースで売れるか、お客さんがどんな動線で何を買っているかというデータを正確に収集すれば、より精度の高い売り場管理ができるはずです。
ビッグデータを活用する技術により、ロボットに脅かされる職種は、ブルーカラー・ホワイトカラー関係なくなってきているそうです。
「ロボットではできない技術を身に付けよう」
みたいな文言をちょいちょい見かけますが、従来できそうになかったこともどんどんできるようになっているというのがロボットの恐ろしいところです。
個人的には、ただ震えながら見守るばかりです。
ところで、以前書いた『チャペック博士の子供たち』という戯曲、Kindle化する際に読み返してみたら我ながらよくできていました(・∀・)
興味ありましたらぜひ~