とりあえずやってみるということ
ハンターハンターのグリードアイランド編で、キルアが呪文カードについて「こーゆーのも慣れておかないといざという時に使えないぜ」と言う場面があります。
本当にキルアの言う通りで、物事はとにかく一度実行してみないとわからないものです。
今度のDramaJamも
実は試験的なものという側面があります。
第2回が開催できるかどうか現時点では不透明ですが、少なくとも「やりたい人いませんか」という呼びかけはするつもりです。
DramaJamは、前々から温めていたアイディアと劇場の空き日が合致して、さらにTwitterで反響があったので、実行に踏み切りました。
普通の演劇公演の手順でスタッフを確保し、告知を出し、上手くいくように準備を進めていますが、常に何が起きてもおかしくないという意識で臨んでいます。
予想外の成果が得られるかもしれないし想定外のトラブルがあるかもしれません。
新しい企画というのはそういうものです。
もちろん、トラブルが起きないように備えをし、起きても臨機応変に対応するつもりですが、どんなトラブルが起こり得るかの情報収集も目的に含まれているということです。
「試験」や「初回」で大事なこと
欲張り過ぎないことが大事だと考えています。
DramaJamについては、劇団主宰者が劇団員を率いて参加する「劇団枠」というのも考えていました。
役者の特性を把握している分、即席のチームより有利なはずですが、だからこそ即席枠が劇団枠より高い評価を受けたら激熱です。
個人より劇団のほうが動員がしやすいだろうという思惑もありました。
しかし、このパターンは結局引っ込めました。
一見シンプルな物事でも過程を分解してみると案外複雑なものです。
トライアル段階では変な味付けはせず、一見面白そうなアイディアも没にして、とりあえず当初の目標を達成することだけを目指したほうがいいと思います。
閃きを取捨選択できなくて沈没する事例をいくつか見てきました。
- とりあえずやってみる
と
- アイディアを没にする
は、一見相反しているように見えるかもしれませんが、一番最初のアイディアを守ると考えれば、決して矛盾ではないはずです。
あと、どんなトラブルが起きたか、また起こり得ると予想がついたか、きちんと覚えておくことも大事です。
当たり前のようですが、これを忘れるとトライアルの意味がありません。
要するに
- 情報収集は事前にガチガチにやるより、実践しながらやったほうがいい
- 初めての試みはシンプルに成功させたほうがいい
という話でした。