日本がアメリカに戦争で負けた理由
小学生の頃のことです。
生活がスーファミ中心に回っていた僕はある日、ある大人に、
「太平洋戦争で日本はアメリカより大勢死んだから負けたの?」
という質問をしました。
「ゲームじゃないんだから」
と蔑むように嗜められたのを、今でもはっきりと覚えています。
確かに、犠牲者の数で勝敗が決まるわけではありません。
日露戦争のように、“勝ったけど戦後処理が思い通りにならなかった”みたいな場合もありますし、戦争の構造は大変に複雑です。
その人の言ったことは一応正しいです。
ただ、もしもあの時、
「じゃあ実際の犠牲者数はそれぞれ何人だったのか調べてみよう」
という答えをもらっていたら、僕の人生は大きく変わっていたかもしれません。
さらに言えば、自分はそういう風に答えられる大人になりたいと思っています。
(※もう大人)
今、日本の教育はどの程度“詰め込み”なのでしょうか。
中学・高校での歴史の授業が面白かったので歴史に興味を持つようになりましたが、小・中・高を通じて、学習塾での歴史の授業はゴリゴリに詰め込みでした。
試験で出やすい頻度順に細かく色分けさせられていました。
(赤=めっちゃ出る,青=わりと出る,緑=難関校受けるなら覚えとけ)
勉強が面白くなるのは素朴な疑問からの探求や発見です。
もとい、勉強とは本来面白いものです。
暗記を全否定するわけではないですが、大人の皆さんには子供が学ぶ楽しみに気づくきっかけを見逃さないようにしていただきたいものです。