それにしても語彙が欲しい

脚本家/フリーライター・森山智仁のブログです。ほぼ登山ブログになってしまいました。

榛名山に登ってきました

「買った地図に榛名山が載ってたから」という理由で、榛名山に行ってきました。

 

榛名湖外輪山縦走→湖畔の宿で一泊→東へ縦走して伊香保温泉へ下山

というプランです。

 

連休の外出はお控えいただきたいと言われている中、いささか後ろめたい気持ちもありましたが、

  • すでに宿のキャンセル料金発生期間に入っている
  • 土日や日月ではなく金土のズラシ旅
  • やることは野外活動
  • しかもマイナーというかオリジナルルート
  • 一人暮らしにつき家庭内感染の可能性なし

というわけで、自分の中では筋は通っています。

とは言え、浮かれた雰囲気出すのは違うと思ったので。Twitterで実況めいたことするのは自粛しました。

 

※参考

news.yahoo.co.jp

 

ちなみに、以前から計画していた北海道旅行はキャンセルが間に合ったのでキャンセルしてあります。

 

1日目

朝9:00、高崎駅到着。

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10:45、バスで榛名神社に到着。

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普段がどんなもんかわかりませんが、人手はそこそこという感じでした。

 

境内を奥に進んでいくと、途中の分岐から榛名湖への道に入ることができます。

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いかにも滑りそうな滝を眺めながら、駅で買ったみかん大福で補給しつつ、

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カモシカ(だよね?)と目が合うなどして、

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正午前に榛名湖に到達。

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今日明日にかけて登る「烏帽子ヶ岳」と「榛名富士」が見えます。

 

湖畔沿いの道を離れて登山道へ。

鬢櫛山山頂にて軽食。

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いったん下りて、独特な雰囲気のある鳥居から烏帽子ヶ岳に登ります。

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お社が一見頂上っぽい雰囲気ですが、左からさらに登ることができます。

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14:00、山頂からの眺めが凄い!

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榛名湖と外輪山がどーんと見えます。

正面のきれいな形の山が榛名富士、その左奥の尖った山が相馬山、さらに左奥のピークが二つ見える山が二ツ岳で、明日はこの三つを縦走していきます。

縦走というより、いちいち車道に降りるので、「連登」とでもいったほうがいいかもしれません。

 

コーヒーいれて飲む俺。

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烏帽子ヶ岳から下りてくるとすぐに本日の宿「榛名湖温泉ゆうすげ」があります。

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旅館泊なのに今回は50ℓザック(普通は30ℓで十分)を担いできたんですが、どういうことかというと、

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こういうことです。

仕事します。(どーん)

 

旅館にPC置きっ放しにしてあちこち行くのは日光でやりましたが、今回は「PC持ったまま山を渡り歩く」ということに挑戦しているわけです。

大きな防水スタッフサックに包んであり、防水カバーもある(ザックに付属)ので、雨は大丈夫なはず。

転倒には要注意です。

 

湖眺めながら一仕事して、19:30夕食。

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豪華✨

 

お客さんはおひとりさまが過半数でした。

そりゃそうよね。

 

なお、gotoは見直しとのことですが、

news.tbs.co.jp

地域によって継続や延長するなら、旅館各位には「1人旅プラン」の拡充をお願いしたい所存です。

一般に旅館とかホテルって「2名様から」が基本で、1人で泊まれるところは限られています。

通常時ならそれで当たり前だと思いますが、現状においては、

  • 旅先で喋らない
  • 家庭内で感染して持ち込むことはあり得ない
  • 持ち帰って家庭内で感染させることもあり得ない

ので、1人暮らし勢の1人旅にアドバンテージがあります。

空室があるならぜひお1人様の歓迎をご検討ください。

 

さて、温泉の中でも仕事して(脳内執筆)、広縁でビールを飲みながら軽く本読んで就寝です。

 

2日目

翌朝。

朝ごはんも豪華✨

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昨日の夕食で確保したエネルギーがまだ十分過ぎるほど残っていますし、行動の直前や最中にあんまガッツリ食うのは内臓に負担がかかるので避けたいところです(玉川上水で苦痛経験済み)。

しかし僕はこう見えて育ちが良いので、おのこしができません。

一膳のごはんをついばむように食い延ばして完食しました。

 

荷物をまとめて、8:00過ぎに出発。

旅館の裏手がもう登山口です。

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30分ほどで榛名富士登頂。

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ここはロープウェイでも登り下りできる山です。

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榛名富士を下りて、「ゆうすげの道」へ。

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謎の岩があるので登ってみましょう。

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ロッククライミング――ではなく、急坂と梯子で登ることができます。

 

岩の上からさっきの榛名富士と榛名湖が見えました。

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この日やたらと風が強かったので、一番高いところまで登るのは断念。

 

下りるのちょっと怖いね(・∀・)

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続きまして、相馬山です。

鎖場と梯子が連続する急登なので……

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トレッキングポールをザックのサイドにイン!(特殊機能)

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これだけ鎖場・梯子が頻出するなら普通に収納したほうがよいということがわかりましたが、ちょっとしたアスレチックを乗り越えるには便利だと思います。

 

11:00、相馬山登頂。

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高崎方面が一望できます。

 

来た道を引き返して、今度は二ツ岳へ。

雄岳からは榛名富士と周辺の山々が、

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雌岳からは渋川方面が見渡せました。

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方角的に、はるか奥のほうに見えるのは赤城山でしょうか。

 

下山し、ワシの巣風穴という謎の穴を見物して、

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このまま徒歩で伊香保温泉に向かいます。

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14:00過ぎに着きました。

人いっぱいいる。

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「丸本館」の日帰り入浴に立ち寄ってみたら、家族風呂サイズ(?)40分貸し切りで500円でした。

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いやぁ、貸し切りはありがたい……♨️

 

石段街の下のほうにある「四季彩」というほのぼのとしたお店で、冷えたおビールと、サクサクのカツライスをいただいてフィニッシュです。

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ちなみにこの2日目、旅館で確保したエネルギーが十分過ぎるほどだつたので、道中で摂った行動食はプロテインウエハース1本だけでした。

 

その後、石段街口からバスで渋川まで行き、電車で帰りました。

 

PC携行について

決して軽いモデルではないのですが、僕はどうやら荷重耐性が高いようで、重量はさほど苦になりませんでした。

 

だいたい、どんな旅でも宿に着いてしまうと結構ヒマなものです(小屋泊やテント泊でも同じ)。

のんびりするといっても限度があります。

 

スマホやポメラで原稿やるという手もありますが、今回程度の「全長が多少長いだけで難易度は高くないルート設定」の場合、PC携行は全然アリだと感じました。

仕事を休まずに山に行けるなんて夢のようです。