伊豆と言っても静岡ではありません。
埼玉県飯能市にある標高851mの山です。
スタートとゴールを逆にするのが一般的らしく、すれ違いはわりと頻繁にありましたが追いついたり追い越されたりは一度もありませんでした。
こちらのルートを取ったのは、スタートよりゴールの標高が高いほうが好きだからです。
7:40、吾野駅到着。
前日の雨で洗い流されたかのようなきれいな空です。
今回の行動食はバナナチップスです。
と、この写真を撮った直後、強風で吹き飛ばされて数枚ロストしました。
ガチ遭難中なら絶望が数倍になるやつです。
今日のテーマは「対風」と確信。
でも気温は高く、手持ちのレインウェアの防風性能が高いので、寒さはさほど問題になりません。
とにかく持ち物を吹き飛ばされないように注意しようと思いつつ行動開始。
切実な思いが伝わってきます。
東郷公園から桜並木を通ると、標高が上がり始めます。
ほほー。
「老女子を残し男は裏山に逃げ」た、だと……!?
林道の終わりあたりに「浅見茶屋」(本日休業)。
逆コース(もとい一般コース)の場合、ここで何か食べて帰るのがオススメとされているようです。
さぁ山道だ。
しばらく登ると、いったん車道と合流し、赤白帽をかぶったお地蔵様にご挨拶。
9:20、「子ノ権現」(ねのごんげん)到着。
売店が開店の準備(?)をしていました。
カラーリング的にスーパーサイヤ人化できそう。
本殿の奥に回ると……
スカイツリーと同じ高さだという展望台からスカイツリーが見えました。
社務所で「登山守」を購入し、秘密の通路っぽいところを抜けて伊豆ヶ岳へ向かいます。
いやぁ本当にいい天気だ……
さっきこんな山道でウーバーイーツとすれ違ったんだけど誰だよ注文したの pic.twitter.com/6xUiXDHl5C
— 森山智仁 (@bacoyama) March 14, 2021
10:20、天目指峠に到着。
名前の向上心がすごい。
木こり何しとんねん。
サルスベリがそんな有用な木だとは知らなかった。
この日、かかとの靴擦れ防止テープ(ただの絆創膏)貼ってくるのを忘れたことに途中で気付き、靴擦れの予感がしたので、古御岳(830m)まで来たところで靴と靴下脱いで貼りました。
こういう手間を面倒臭がらないことが大事なはず。
12:00、伊豆ヶ岳登頂。
風が凄いので岩陰に陣取って食事にします。
風が轟々だったけど伊豆ヶ岳良かったです。山で飲む紅茶ほど美味いものはないな。 pic.twitter.com/a0Du4AF8SK
— 森山智仁 (@bacoyama) March 14, 2021
一番見晴らしの良いところは一番風が強いので停滞できませんが、東側がずっと遠くまで見えます。
西側、武甲山方面にも行ってみたいなと思いながら下山開始。
山道に突然普通の建物が現れて驚きました。
13:00、「奥村茶屋」に到着。
おしるこに後ろ髪を引かれつつ、まだバナナチップス残ってるので我慢して下山再開です。
伊豆ヶ岳の吾野〜正丸ルートは、「谷筋〜尾根筋〜山頂〜尾根筋〜谷筋」という、オーソドックスな構成です。
途中に岩がゴツゴツしたところや急登もあり、(なめてかかった遭難者が多いせいか)「本格的な登山コース」とされていますが、道迷いの危険を感じる箇所はほぼなく、脱初心者あたりの人にちょうどいい山だと感じました。
※かく言う僕もまだ山は一年未満ですが(・∀・)
ほう。
灰色の影っぽいのがもしかしてフズリナの化石、かな……?
13:30、人里まで下りてきました。
自分にはまったく予定がないので、どこぞの見知らぬ夫婦の安産を祈っておきます(・∀・)
13:50、正丸駅到着。
なんか「おばあちゃん家の駅」っていう感じがします。
飯能まで行ってFライナーで一気に池袋へ。
16:00前に帰宅。
お疲れ様でした。
最近はずっと山の話ばかりしていますがそろそろ演劇関係の告知もする所存なのでその際はよろしくお願いします。
タイミング図り中……(・∀・)