それにしても語彙が欲しい

脚本家・フリーライター森山智仁のブログです。毎週土曜or日曜(&気まぐれ)更新。

乾徳山と黒金山に登ってきました

やったこと

10:00新宿発の京王線で高尾へ、そこから中央本線で塩山へ。

普段の山行に比べれば重役出勤もいいところです。

 

バスで「乾徳山登山口」まで行き、14:00行動開始。

1日目は国師ヶ原まで登るだけの簡単なお仕事です。

ほぼコースタイム通り、16:30少し前に到着し、避難小屋を覗くなどしつつ、平らな場所を探してテントを設営。

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この日と翌日、ギリギリまで雨の予報だったので、晴れてくれて本当に助かりました。

雨なら2日目は中止の流れでした。

日頃の行いが良かったとしか思えません(・∀・)

 

 

事情は定かではありませんが、テントができたあたりから夜半まで、ずっと鹿どもが近距離にいました。

最初は親子2頭だけだったのが、最終的に7頭(肉眼で確認した限り)にまで増えて、テントをぐるりと囲んでいました。

こちらが狩って食うつもりなら余裕で狩れる距離感です。

食べ物がなくて人間の食糧を狙っているのか、あるいは人間から食べ物を恵まれた経験から近づいてきているのか、経緯はわかりませんが、異様な光景でした。

 

さて、20:00に消灯し就寝、翌日3:30行動開始。

テントはこの場に残し、必要な物資だけ持って出発。

ガチの暗闇の中、ヘッドライトと懐中電灯を頼りに歩いていくので、街の灯りが見えるとはるか遠くでも何となく救われます。

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ゴツゴツした岩だらけの道をよじ登り、

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乾徳山の山頂でコーヒーを飲みながらご来光を拝みました。

 

その後、黒金山まで足を延ばし、

 

国師ヶ原まで戻ってテントを回収。

当初は道満山経由で帰る予定でしたが、ちょうどやや強い雨が降り出したので、行きと同じルートでバス停まで戻りました。

 

死にかけたこと

真面目に死を意識した局面が三回ほどありました。

  • 乾徳山山頂直前の鎖場(サイトによっては鎖場の入門編みたいな書き方をされていますが、落差があるので落ちて当たりどころが悪ければ死ぬと思います)
  • 乾徳山~黒金山のルート(山頂から北へまっすぐ岩を渡って行こうとすると非常に危険です。国師ヶ原から見て山頂のちょい右に道がありました)
  • 水のタル~国師ヶ原の巻き道(急峻な鎖場を避けるルートですが、目印が飛び飛びで、かなりわかりにくくなっていました)

上二つは普通に要注意という話ですが、一番最後のはちょっと質が違います。

ベテランのすぎうらさんと一緒だったのでストップをかけてもらって助かりました。

一人だったら漠然と「道っぽいところ」を進んで遭難していた可能性が高いです。

正確な地図読み能力と高度計を持っていない限り、一人では絶対に行ってはいけないと感じました。

 

学んだこと

  • 水の確保は「寝汗」(代謝が良い人は特に)も計算に入れるべき
  • ストーブの発火装置が機能しないことはままあるのでライター必携(火器不要の食糧を持っていたので問題なかったけれど、そうでなければ詰んでいた可能性あり)
  • 単独行のリスクは「いざ怪我等をした時に困る」だけではない

二人以上いるというのは……もとい、一人しかいないというのは、

  • 日頃は市街地で生活している人間一人分の感覚器官しかない

ということです。

これは結構なリスクだと言えます。

自分とすぎうらさんとでは経験値に開きがあり過ぎるのでアレですが、とにかく「単独行は危機察知能力が必要量より弱っているものと想定すべき」と認識しました。

 

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