それにしても語彙が欲しい

脚本家/フリーライター・森山智仁のブログです。ほぼ登山ブログになってしまいました。

三峰山に登ってきました

鎖場の連続で有名な三峰山に登ってきました。

丹沢山地を歩くのはこれで四度目になります。

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朝5:30起床。

電車とバスを乗り継いで、8:30に土山峠のバス停に到着。

 

人気の登山エリアとテレビで紹介されていた丹沢、しかも絶好の登山日和なのに、登山者は僕一人。

最後まですれ違いも追い越しも追いつかれもしませんでした。

平日とは言え、想像以上にマイナーなルートだったようです。

 

今回の新兵器は日光で買ってきた、子年の加護がかかった熊よけの鈴と、

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ヒルや汚れから足を守るゲイター、あとそこらへんで拾った現地杖(木の枝ともいう)です。

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鎖場で邪魔になるだろうと予想して、トレッキングポールは家に置いてきました。

 

さて、バス停からしばらくは若干急な登り。

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平坦になったかと思うとちょっと下ってまた登りと、小刻みなアップダウンが続きます。

 

物見峠を超えると、看板で警告されていた通り、かなりキツい登り。

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たまに立ち止まって呼吸を整えつつ、標高を稼いでいきます。

 

警告の看板からしばらく行くと、

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お待ちかねのスーパー鎖場タイム。

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確かに鎖場の数は多く、初心者向けではないとは思いますが、覚悟していたほど怖いところや難しいところはなかったです。

乾徳山の岩登りに比べたら余裕でした。

周囲に木が生えているか否かで、見かけ上の怖さも実際の難易度も大きく変わるようです。

※初心者向けのコースでないことは確かです。

 

鎖場より痩せ尾根のほうが要注意かもしれません。

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とは言え、きちんと登山靴を履いて、ふらふら歩かなければ大丈夫だと思います。

 

で、気がつけば登頂。

都心からのアクセスは良好で、ひどく難しいわけでもないのに、不人気の理由がわかりました。

 

眺望は、ありません!(・∀・)

 

山頂そのものの様子も地味というか正方形のベンチが一つあるだけです。

道中、右は丹沢の山々、左は厚木方面(横浜あたりまで見えたかも)の町並みが常に見え、山地と下界の境目を歩く面白さはありますが、どうせならもうちょっと山深いところを歩いて、山頂からのパノラマを楽しみたいというのが一般的な感覚でしょう。

個人的には眺望の重要度は低いので十分楽しかったです。

 

下りも鎖場が頻出します。

傾斜的に、逆から歩いたほうが鎖場の醍醐味は味わえそうな気がします。

その場合、宮ヶ瀬湖がゴールになり、達成感もありそうです。

 

しかし、土山峠から歩いたのには理由がありました。

それが広沢寺温泉です。

下りてきて風呂入ってバスで駅まで行けるわけです。

計画段階では、日帰り風呂の営業時間ギリのため、遅くまで入れる七沢温泉まで足を伸ばすことも視野に入れていました。

しかし予定よりなんと2時間も早く到着したので、余裕をもって強アルカリのお湯を堪能できました。

 

今回、鎖場が思ったほど怖くなくてちょっと拍子抜けの感はありましたが、温泉の手前、もう山を下りてきてから、めっちゃ怖いポイントがありました。

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山神隧道です。

向こう見えてるしそんなに怖くないでしょとお思いでしょうか。

いやいやいや、見えてても十分怖いですから。

ヘッドランプを装備して最大出力で照らしつつ、さらには歌を歌いながら進んだんですが、それでも怖かったです。

壁一面に落書きがあって、その中に見たら呪われる絵があるんじゃないかと想像してしまい、とにかく出口だけに焦点を絞って一心不乱に歩きました。

 

霊感ないくせにこういうのには全力でビビってしまうから困ったものです(・∀・)