それにしても語彙が欲しい

脚本家/フリーライター・森山智仁のブログです。ほぼ登山ブログになってしまいました。

「集団」について、つらつらと

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今回はすこぶるとりとめのない話になります(・∀・)


新選組の陣形は「三位一体」

ハチワンダイバー』で読みました。

標的1人に対して3人で襲えば確実に仕留められるそうです。

襲われる立場で想像してみると、確かに3人相手にするのは無理そうな感じがします。

4人でなく3人なのは、突きをかわされた時の同士討ちを防ぐためと想像します。

 

範馬勇次郎の教えは「一度に4人」

範馬勇次郎は「同時に襲いかかれるのは最大で4人だから、一度に4人倒せれば50億人ともケンカできる」と教えていました。

長刀を使わないなら確かに4人同時攻撃可能だなと思います。

 

刃牙(少年時代)の戦果は「100人と戦って37人」

刃牙は不良100人を相手に上記の「一度に4人」理論を実践しましたが、37人で力尽きています。

50人にも届かないところに奇妙なリアリティを感じました。

 

小劇場の客席数は「50〜200」

小劇場と呼ばれるところの客席数はおよそ50〜200です。

50なんて狭いとこあるんかと驚かれるかもしれませんが、最近は客席30程度のミニスペースでの公演が流行っている気がします。

 

150を超えると、後ろのほうの客席からは役者の顔がよく見えません。

それでも観客を惹きつけられる人が中劇場以上の舞台に立っているわけですが、正直、役者の演技をまともに鑑賞できる距離は200席ぐらいが限界だと考えています。

 

相撲好きの知人の国技館に行った時、その人は「ぶっちゃけテレビが一番見やすい」と言っていました。

 

一騎当千」はあり得るか

1人で1000人と戦えるほど強いという意味です。

刃牙ですら37人なんだから1000人抜きなんてのはどう考えてもフィクションですが、総勢数万人規模の戦闘ならば、指揮の巧拙で、千人単位の損害の差は余裕で出ただろうと思います。

 

ツイッターのフォロワーは何万人いればいいのか

最近はツイッターのフォロワー数を重要なステータスと見る向きがあるそうです。

フォロワーというのは別に「支持者」とは限らないわけですが、ツイッターの存在感・影響力はすさまじいので、企業さんがタレントのフォロワー数を気にする気持ちもわかります。

フォロワー10万人いる人が「このお菓子めっちゃおいしいわ~」とツイートすれば、翌日の売上が100〜1000個ぐらい伸びるんじゃないでしょうか。

 

小劇場の世界でも、役者は「動員力」で評価されがちです。

ふつうの感覚でそれを聴くと「演技力で評価しろよ!」と思うでしょうが、僕は運営サイドにいた時、動員力を無視することはできませんでした。

そもそも利益が出るものではなく、客席がある程度埋まらないとトントンにすらならないからです。

 

ざっくり言って、役者は100人、劇団トータルでは1000人呼べたら大したものです。

うちの劇団(解散済み)も1000人突破した時は大騒ぎしましたが、個人YouTuberのチャンネル登録者数が何万人単位の昨今、演劇はやはりおそろしくニッチな世界だなあと思う次第です。

 

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