それにしても語彙が欲しい

脚本家・フリーライター森山智仁のブログです。毎週土曜日(&気まぐれ)更新。

リレー朗読の制作記録

Twitterで役者さんを募集して、最初から最後まで遠隔で、「リレー朗読」の動画を作りました。

3本ありますが連載ではなく、作品は共通・読み切りです。

あらすじ:
風花町は日本のどこにでもありそうな田舎町。
ある日、駆け出しの映画監督から「町で映画を撮りたい」というメールが届いた。
町の職員と監督の書簡体で綴るブラックコメディー!

気になる役者さんが出ている作品だけでもぜひご覧ください。

 

どんな風に作ったか、備忘録も兼ねて書き留めておきます。

 

動機と募集

コロナで身動きが取れなくなってすぐ、「役者さんと一緒に何か作りたいな」と思い、Twitterで朗読劇の参加者を募集しました。

5人集まれば御の字と思っていたところ、15人以上集まってくださったので、急いで詳細な募集要項を作りました。

 

詳細な募集要項

「条件」と「仕様」を全部書きました。

writening.net

まあまあの長文になりましたが、皆さんきちんと読んでくださって助かりました。

 

プロット作りとチーム分け

最終的に21人の大所帯になったので、7人ずつ3チームに分けました。

 チーム分けは、

  1. まずキーワードを使い切るためのプロットを組んで、
  2. なるべく多くの人に見てほしいので、すでに繋がりのある人同士は別チーム

としました。

 

執筆と配布

執筆はただ頑張るだけです(・∀・)

無事〆切前に脱稿したので、PDFを添付し、メールの本文にもコピペして、原稿を配布しました。

その後、いくつか質問を受けたので、再び全体メールで説明を追加しました。

 

動画の回収

動画ファイルは重いのでGigaFile便で送るようお願いしたのですが、参加者が後に「Googleフォトでの共有のほうが音ズレ(後述)が発生しにくい」と教えてくれました。

そっちで統一したほうがいいかもしれません。

 

たくさんの動画ファイルを集めると相当な容量になるので、全部USBメモリに保存しました。

参考までに、

  • 作品はのべ1時間の動画
  • 素材はNGカットほぼなし

で、16GBのメモリ1本で関連ファイルがギリ入りきらなかったぐらいです。

 

動画の編集

今まで使っていた「CyberLink Media Suite」では読み取れないファイルがあり、有料アップデートをしないといけなかったので、無料アプリの「Microsoftフォト」を使ってみました。

根本的に動画編集アプリではなく、動画編集機能もある写真アプリです(と個人的には認識していますが、便利過ぎて、しばしば動画編集アプリとして紹介されているようです)。

 

やれることが限られているので、初心者にはむしろこっちのほうがいいと感じました。

高度な機能がいっぱいあってもどうせ最初のうちは(僕は未だに)使いこなせません。

切り貼りするだけなら「フォト」で十分です。

 

こちらが「フォト」の動画編集画面です。

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基本的には、①「プロジェクトライブラリ」に動画素材を読み込んで、②「ストーリーボード」にドラッグ&ドロップで左から順に並べるだけです。

③右上でプレビューが確認できます。

 

ストーリーボードに並べた動画はトリミング(再生の開始位置と終了位置の設定)が可能です。

テロップを入れたりエフェクトをかけたりもできますが、今回は特に必要ありませんでした。

 

動画と動画の間に入れるタイトル(文字だけの画面)を作る時はストーリーボードで「タイトルカードの追加」を選択します。

追加されたタイトルカードを選んだ状態で、「背景」または「テキスト」をクリックすると、背景色・テキスト・レイアウト(表示位置)を設定できるようになります。

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オープニングのちょっとしたムービーは別の無料ツールで作りました。

www.vector.co.jp

www.renderforest.com

これも動画素材の一つとしてプロジェクトライブラリに読み込んで、ストーリーボードの一番左に放り込むだけです。

 

音ズレの修正

いくつかの動画素材で映像と音声がズレてしまう「音ズレ」が発生しました。

映像制作の世界ではあるあるの一つのようです。

 

検索で出てきた色々な方法を試しましたが、なぜか画面が回転してしまったり恐ろしく音質が落ちたりと、なかなか上手くいきません。

結局、「Apowersoft Video Converterに一度くぐらせる」という方法に落ち着きました。

特に何も操作・調整することはなく、一度読み込んで出力するだけでズレが解消されました。

無料版だと左上にロゴが表示されてしまいますが今回は許容です。

 

限定公開と一般公開

これまでもYouTubeでプロデュース公演のプロモーション映像を発表したりしていましたが、「作品」を発表するための「ブランドアカウント」を新たに作りました。

いわゆるサブ垢みたいなもので、「アカウントを追加」から無料で作れます。

 

動画ファイルのアップロード完了後、一般公開か限定公開(直にURLから飛ばないと見られない状態)かを選ぶことができます。

いったん限定公開にして、役者の皆さんに一斉メールで作品や説明文のチェックをしていただきました。

 

映像制作は保存や書き出し、アップロードなど時間がかかる場面が多いため、待ち時間を有効活用するのがコツだと思っています。

僕は最近料理が楽しくなってきたのでピーマンを切るなどしていました。

 

皆さんのチェックが完了したら、公開状態を「一般公開」に切り替えて完了です。

 

地味に好手だったと思うこと

流行りの「オンライン会議」をしなかったことです。

連絡は最後までメール(たまにTwitterのDM)で済ませました。

 

もしオンライン会議をやっていたら、何人かとはすごく仲良くなれたかもしれませんが、何人かは脱落者が出ていただろうと見ています。

オンライン会議のメリット・デメリットについてはまた後日書こうと思います。

 


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