日本縦走を半分終えて
「登山しながら徒歩で日本縦断」と聞くと、
- 完全に徒歩!
- 百名山をコンプリートする!
- 野趣あふれる野宿!
みたいな感じを思い浮かべる人が多いのかなと思います。
やっぱり田中陽希さんの残光が強過ぎるんですよね。
徒歩登山旅=グレートトラバース
というイメージの岩盤は動かしようがありません。
そんな中、僕のやっていることは、
- 電車やバスでショートカットする区間が決めてある
- 体調を考えて電車やバスを使うこともある
- 百名山は収集せず登りたい山に登る
- 野宿禁止
- 登山と無関係のライター業を持ち込んできている
- スケジュールを鋼のように固めてある
と、直観で期待した人をガッカリさせるような付帯事項が多過ぎます。
テレビ番組やYouTubeの企画としては完全にアウトと言っていいでしょう。
動画編集の先輩からは、
「日本縦断より全徒歩を優先して(例:半年でどこまで歩けるか)企画を練り直したら?」
というアドバイスもいただいていました。
他人に見てもらいたければ、わかりやすさがとても大事です。
ごちゃごちゃしてんのはよくありません。
人は説明を読みたいのでなく、パッと感動したいのです。
ギャンブル漫画のルール説明も読み飛ばす人が多いでしょう。
しかしこれは、僕が僕のためにやっている旅です。
そう言いながらTwitterだYouTubeだと発信をしているわけですが、企画としては不合格でいいと考えました。
わかりやすくなくていい。
ごちゃごちゃした付帯事項は、僕にとって全部必要なことです。
ついでに言うと「GPSで現在地を常に発信!」みたいなこともヤメました。
きっとそのほうが盛り上がるのでしょうけれど、自分を「会いに行けるコンテンツ」化すると必ず何らかのトラブルが起きるだろうとの考えです。
聡明な方々は、Twitterでの現在地報告は立ち去った後を原則としていることにお気づきかと思います。
わかりやすい、応援しやすい旅ではないと自覚しています。
だからこそ、応援してくださる皆様の存在は本当にありがたいです。
いいね一つでもずいぶん励まされます。
残り3ヶ月、これまでと変わらずに楽しんでいきたいと思います。
moriyamatomohito.hatenablog.com
追記:YouTube2000名様到達しました☺