山行天候予測レポート:朝日岳(谷川連峰)
10月2日(土)〜3日(日)で群馬県から新潟県まで歩いてきました。
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1日(金)の夜、電車で湯檜曽へアプローチして前泊、2日(土)は朝日岳に登って清水峠でテン泊、3日は謙信尾根で下りて南魚沼市の塩沢まで歩きました。
出発時点で、予想天気図(以下は結果)とヤマテンのメルマガから、
①台風は1日のうちに北東へ離れていく
②2日、西〜北の風は吹きそうだけど雨は降らないだろう
③高気圧に覆われて3日は晴れるだろう
と予想していました。
2日の風については大体思った通りの感じでしたが、
- 笠ヶ岳あたりで雨は少し降った
- テン泊中にも降ったし風はかなり強かった
- 3日、晴れたのは下山後
という、谷川岳エリアの予想の難しさを痛感させられる結果となりました。
谷川岳は新潟県と群馬県の県境に位置し、日本海と太平洋の分水嶺となっている山です。
そのため、天候の変化が激しく、稜線を境界に新潟県側と群馬県側で天気が全く異なることがあり、地形による気象の違いを学ぶのに最適な山のひとつと言えるでしょう。
「西 or 東の風が吹いているなら余裕で降る」、あるいは「高気圧の中心がドンピシャで来てる時ぐらいしか晴れない」と思ったほうがいいのかもしれません。
さて、多少の雨風は常に折り込み済みであって対応可能としても、今回予想と大きく違って困らされたのが「気温」です。
清水峠は標高1448mあり、日没後から夜明けまではかなり冷えるだろうと踏んで、
- 冬用インナー上下
- 長袖シャツと長ズボン
- フリースとダウンパンツ(安物)
- 雨具上下(ゴアテックス)
を最暖状態として用意し、寝る時はそこから雨具アウトで丁度よかったのですが、行動中、冬用インナーは暑過ぎました。
2日の朝には「暑くなりそう」という予報は出ていましたが、1日のうちに前泊済みだったので対応できませんでした。
大した重さではないのでインナーは2種類持っていったほうがよかったのかもしれません。
冬の高山には登らないつもりとは言え、山の天気についてもっと詳しくなりたいものです。