カタン攻略:初期配置どこに置く問題
世界一売れている(らしい)ボードゲーム「カタン」に関する考察記事です。
初期配置が大事過ぎる
麻雀との比較の際、「最初の2ヶ所の開拓地選定の重要度が高過ぎる」と書きました。
「カタン 攻略」でトップに出てくるこちらの記事でも、
だてあずみ。さんが「初期配置の時点で私の勝ちだな、と思ってました。」とおっしゃっています。
カタンの初期配置は麻雀でいうと「配牌+ツモ運のセット」を自分で選ぶようなものです。
配牌が自動配布、ヒキ次第で巻き返し得る麻雀と違って、最初の選択を間違えると劇的に勝率が下がってしまいます。
上の記事でも詳しく書かれていますが、今回は「どこに置く?」という例題形式でカタンの初期配置について考えてみたいと思います。
基本の考え方
- 6・8を中心に資源の出やすいところを狙う。
- 資源は使いやすい組み合わせ(「木・土」or「麦・石」)で取る。
- 木・羊・麦が4タイルあるのに対して土・石は3タイルしかないので貴重になりがち。
- 3人プレイは盤面が広いので木・土が重要、4人だと狭いので麦・石が重要になりがち。
- 港の位置も意識したほうがいい。特に4人プレイだとほぼ港を使う前提になる。
- 2つ目の開拓地から取れる初期資源3枚が意外と重要(だと思う)。
例題①
この盤面で1番手は5木・4石・10麦に置きました。
2番手ならどこに置きますか?
自分は黄色です。
1つ目は4石・3石・8麦に置いて、南の1=3港へ道を伸ばしました。
2つ目は4木・11羊・6羊に置いて、北の羊港へ道を伸ばしました。
6・8以外が4・3・4・11と、ちょっと心許ない感じですが、
- 石が希少になる盤面なので3石・4石を抑える。
- 羊港を作って6羊を都市化すればブン回せるはず。
と考えました。
途中経過です。
無事、羊港ができました。
カードを引ける手札ですが、麦・石特化の場合、カードを引き過ぎて都市化が遅れるというのが負けパターンです。
カードは引かずに羊を石に交換。
この後、6羊の左下を確保できればだいぶ強そうですが……
こんな感じで負けました(3位)。
勝ったのは最初に8土・5木・10土(これは強い)を取って、道伸ばしまくった赤です。
希少だからといって最初に4石・3石を取ったのが敗因とも考えられますが、
ダイスの偏りがだいぶ強い回だったので、9が異様に出た分、3・4がもう少し普通に出ていれば善戦できたかもしれません。
例題②
この盤面で1番手は5木の右下、2番手は6木の左下、3番手は9木の左下に置きました。
4番手ならどこに置きますか?
自分は灰色です。
1つ目は8石・4土の石港、2つ目は3木・4麦・8石に置いて、5麦の方向へ道を伸ばしました。
どう見ても石に依存し過ぎですが、
- 使いやすい組み合わせの土地がもう無い。
- 4土・4麦もこの盤面ではわりと希少。
ということで苦肉の策です。
結果はこちら。
赤には負けましたが何とか2位。
途中、このダイスでバーストしなければ最長交易路取って勝ちという局面もありました。
港特化戦略は狙い撃ちされやすいですが、都市化を早めにできればそれなりに戦えます。
例題③
今度は3人プレイの1番手です。
どこに置きますか?
自分はピンクです。
1つ目は6石の左上、2つ目は8木の上に置きました。
前述の例題2と違ってバランス良く全資源を確保できました。
というか、木港がすぐそばにある8木の上が最後まで空いていたのはかなりのラッキーです。
これはよほどダイスが荒れない限りほぼ勝ったでしょう。
ちなみに、最初に8木の上を取らなかったのは、
- 木が出やすい盤面なだけに土が重要になる。
- 6石・9羊は明らかに強い。6麦・8麦は取られるとしても10麦のどこかを取れればOK。
と考えたからです。
結果はこちら。
最大騎士力を決勝点にして1位(・∀・)
土港も結構活躍してくれました。
まとめ
カタンは運や交渉の要素もありますが、初期配置で3割方かそれ以上、勝負が決まると考えられます。
資源の出やすさだけでなく、組み合わせや希少度、港の位置もよく見て初期配置を決めるようにすると、格段に勝ちやすくなるでしょう。
それでは、良いカタンライフを(・∀・)ノ