それにしても語彙が欲しい

脚本家/フリーライター・森山智仁のブログです。ほぼ登山ブログになってしまいました。

名作ボードゲーム「カタン」と麻雀との比較及び攻略のコツ(暫定版)

カタンは以前からボドゲ会でよく遊んでいたのですが、最近オンライン対戦にハマって理解が進んだので、考えたことを書き留めておきます。

 

カタンの概要

ご存知ない方のために軽くご紹介します。

一言でいうと陣取りゲームです。

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これは青のプレイヤーが勝ったところです。

小さいおうち(開拓地)1点×4、大きいおうち(都市)2点×2、最長交易路2点、画像には映っていませんが最大騎士力2点で、計10点です。

各々「開拓地2ヶ所」からスタートして、一番最初に10点取った人が勝ちとなります。

 

麻雀との共通点

  • 運と実力のバランスが良い。
  • 毎回違う展開を楽しめる。
  • プレイヤー人口が多い。

といった意味で、麻雀とよく似たゲームです。

以下、麻雀との相違点を書いていきます。

 

麻雀より良いところ

  • ルールがやや複雑だけれど麻雀ほどではない。
  • 麻雀に比べて他人の意図を読む敷居が圧倒的に低い。
  • 麻雀ほど記憶力なくていい。
  • 麻雀ってレベルの高い人同士でないとただの早上がり競走になりがちだけれど、カタンは初心者でも他プレイヤーとの交流ができる。

 

麻雀より良くないところ

  • 最初の2ヶ所の開拓地選定の重要度が高過ぎる。麻雀でいうと3〜6巡目ぐらいまで準備段階で進んでしまう。
  • サイコロ2個の目ってそんなに荒れるものではない(分母36なら当たり前)ので、序盤を制した人が圧倒的に強く、逆転劇が起こりにくい。麻雀はツモ運次第で巻き返せる。
  • 序盤で重要なマスに盗賊が居座ると何もできないまま終わることがある。よって「優しい盗賊」(Friendly robber)ルール採用を推奨。*1
  • 麻雀に比べると待ち時間が少し長い。

 

カタン攻略のコツ(暫定版)

  • 盤面次第では初期開拓地を港に置くのもアリ。特に一巡目。
  • 最初の(初期を含めると3つ目の)開拓地建設or都市化をやらないことにはゲームが始まらないと言っていい。建設・都市化に繋がる「資源調達」や「独占」の出現率は低いので、羊・麦・鉄が揃っているからといって発展カードを引き過ぎると出足が遅れがちになる。
  • 7の目や「騎士」のカードってバンバン出るから、盗賊は「来たら不運」ではなく「来て当然」と思っておいたほうがいい。例えば都市化を狙っていて手札が木4・麦1の時、バーストを恐れて麦1・鉄1に交換してターンを終えたくなるけれど、次の自分のターンまでに一度でも盗賊が来たら、貴重な麦か鉄を高確率で失う。木4・麦1のままにしておけば木を1枚盗られるだけで済む確率が高い。最悪バーストしても木4を捨てればいい。
  • バーストは絶対に起こしちゃいけないものではない。他人を助けるより、捨てたほうがいい場合もある。
  • 最長交易路や最大騎士力はあまり早く取ると見た目のスコア=ヘイト値が上がり、盗賊で狙い撃ちされやすくなる。しかも開拓地や都市と違って取れる資源が増えるわけではない上に記録更新を警戒しないといけない。決勝点として取るのが理想。
  • 手札7枚の時、サイコロ振る前に騎士使うと1/6の確率で悲しいことになる。(よくある凡ミス)
  • 開拓地は5ヶ所しか作れないわけではなく、1つでも都市化すれば6ヶ所目以降も作れる。(基本だけど忘れがちなルール)

 

以上、あくまでも個人の見解ですm(_ _)m

興味のわいた方はこちらの解説が親切です。

happy-bodoge.com

*1:スコアが2しかないプレイヤーの開拓地に隣接する土地には盗賊を置けないという特殊ルール。