日光登山記【前編】
台風12号を食らって、尾瀬の燧ヶ岳に登る計画を断念しました。
あらまし
1日目 浅草駅→会津高原尾瀬口駅→沼山峠バス停→尾瀬沼キャンプ場泊
2日目 ナデッ窪から燧ヶ岳⛰→御池バス停→会津高原尾瀬口駅→東武日光駅→ホテル泊
3日目 男体山ピストン⛰
という計画。
ポイントは「会津高原尾瀬口駅のロッカーにPCをデポ(笑)して、ホテルでは仕事をする」という点です。
登山でない旅行では、旅先での仕事は昔からよくやっていました。
山行でも旅先で仕事ができるなら(縦走では困難ですが)今後の行動の幅がかなり広がります。
変更
台風発生当初から、
①大きく逸れるか弱まるかしたら変更なし
②弱い雨なら登山道を長英新道に変更
③雨なら燧ヶ岳に登らず大きく西へ迂回
④あるいは尾瀬沼周辺をブラついて引き返す
⑤キャンプ場からそのまま沼山峠に引き返す
⑥キャンプ場をキャンセルする(ごめんなさい)
という下方修正パターンを考えていました。
単独行ゆえ何とでもなるので、当日朝まで様子を見て、結局⑥に決定。
大型ザックにテント泊用品を残して中型ザックに詰め替え、出発は予定通り。
普通なら全面キャンセルしてしまうところでしょうが、この計画は東武鉄道の特急料金半額キャンペーンを利用したもので、切符がすでに手元にあり、ホテルも予約しています。
さすがにもったいないので、テント泊からの燧ヶ岳だけ諦め、ホテルを前倒し2泊に延長して、日光観光に切り替えました。
観光
といってもおれの場合、どこか歩けるルートを探すわけです。
今回は「まるごと日光東武フリーパス」があるので、区間内のバスが乗り降り自由。
北側の一番端「霧降高原」に短いトレッキングコースを発見。
昼過ぎから雨の予報でしたが、行ってみることにしました。
本式の登山装備だから可能な無茶です。
ホテルの無料ロッカーにPCを預け、駅前の食堂で軽く腹ごしらえ。
12:40のバスで霧降高原まで行き、ゲストハウスでレインウェアを着て、まずは小丸山展望台を目指して歩き始めます。
最初はジグザグのゆるい道を選べますが、
後半は果てしなき階段を登るしかなくなります。
登り切ったところで当然、眺望ゼロ。
我ながら物好きとしか言いようがありません(・∀・)
このまま「丸山」の山頂を目指します。
分岐を左に行くと赤薙山から女峰山なども狙えますが、さすがにそこまでの無茶はしません。
素直に右へ。
これまでの整備された道と打って変わって、わりと荒々しい道が続きます。
万全を期してトレッキングポールを進展。
そして、サクッと丸山登頂。
折り良くほんの少しだけ霧が薄まって、周辺の山とさっき歩いていた展望台あたりが見えました。
レーズンバターサンドを齧って、八平ヶ原経由で下山します。
終始、雨&霧でしたが、高原らしさや秋の始まりも感じられ、思いつきで来たにしては出来過ぎなほどの満足感を得られました。
ちなみにこの丸山トレッキングコース、
ヤマケイオンラインのコースタイム付き地図では選択できません。
つまりヤマケイ先輩には「登山」と認められていないわけです(・∀・)
実際所要時間は短いですが、八平ヶ原前後は荒れた山道で、たとえ晴れていてもちゃんとした登山靴を履いていないと危ないと感じました。
お越しの際はご注意ください。
16:40のバスで戻るつもりが、だいぶ早く帰ってこられたので、1本前の15:20のバスに乗車。
せっかくなので「霧降の滝」で降りてみます。
バス停から300メートルほど歩くと……
はい、滝!(・∀・)
雨に降られながら見る滝もオツなものです。
バス停に戻り、これまたせっかくなので、コーヒーを淹れます。
もう東武日光までそんなに距離がないので、歩いてしまうつもりでしたが、のんびりしていたらバスが来るまであと30分という時間になっていたので、結局バスに乗って東武日光に帰還しました。
全然疲れがないので軽く仕事して、風呂入ってホテル近くの魚民で夕食。
引き続き天気予報を注視し、可能なら男体山だけはやっつけてみたいのですが、さてどうなるでしょうか。
燧ヶ岳には今度必ずリベンジします。
おぼえておれよ(・∀・)
翌朝
日の出少し前に起床。
予報を見てみると、どうやら雨のピークは明日にズレ込んだようです。
燧ヶ岳、行けたじゃねーか!!(#゚Д゚)
まーしゃーなしです。
よくあること。
きちんとリスク回避した結果なので後悔はありません。
尾瀬からの「また晴れた時においでよ」というメッセージと受け取っておきましょう。
さて、明日は凄い雨になりそうなので、今日のうちに男体山をやってしまいましょう。
元々は3日目、あわよくば帰りの電車の前に中禅寺温泉に立ち寄れるように、男体山は二荒山神社からのピストンでやる予定でしたが、このホテル(ホテルファミテック日光駅前)の大浴場がなかなか良い温泉だったので、ルート変更。
戦場ヶ原から登って二荒山神社に降りることにします。
https://www.yamakei-online.com/yk_map/edit_clplan_yk_map.php?share_id=40424
では、ご安全に。