1人で遊べるボードゲームのレビューと解説①「ロビンソン漂流記」
外出を自粛すべき期間が長くなりそうなので、僕と同じ1人暮らし勢のために、1人で遊べるボードゲームを今回から紹介していきます。
記念すべき初回はこちら。
ソロプレイ専用ボードゲーム「ロビンソン漂流記」です。
概要
孤島に流れ着いたロビンソンを育てるゲームです。
3シーズン生き延びて、ラスボスの海賊船2隻を倒せばクリアです。
プレイ時間はボドゲーマだと「25分前後」とされていますが、
かなり難易度が高く、コツをつかむまでは逆にそんなにかかりません。
速攻でゲームオーバーになります(・∀・)
ルール解説とレビュー
実戦形式で解説していきます。
何か間違いがありましたらご指摘いただけると幸いですm(_ _)m
⓪準備
中央上と左下と右下、ロビンソンおじさんの顔が描かれているカードがメインで使用するものです。
わかりやすいようにオモテ向けで置いてありますが、実際はよく切って伏せます。
右上のコマは「体力」を表しており、開始時点ですでに2のダメージを受けています。
漂着するまでに消耗したのでしょう。
真ん中の3色のカードと左上の2隻の船はいったん気にしないでください。
①ターンの進行
左下「災厄カード」の山から2枚引いて、どちらに挑むか決めます。
これは「島の奥を探索」と「いかだで難破船に」のどちらに挑戦するかというシーンです。
災厄という言い方がちょっとわかりにくいですが要はイベントです。
カードの下半分は報酬を意味していて、「島の奥を探索」をクリアすると「判断力」、「いかだで難破船に」をクリアすると「たべもの」を獲得できるというわけです。
今回は「いかだで難破船に」を選んでみます。
選ばなかったほうの災厄カードは山の脇に積んでいってください。
右下「戦闘カード」の山から災厄カードの白い数字の分だけ無償で引くことができます。
戦闘カードの「戦闘力」の合計が災厄カードの緑の数字「災厄値」以上になったら、その災厄を撃破できます。
赤と黄色の数字は今は気にしないでください。
体力を消費すれば、1個につき1枚ずつ追加で戦闘カードを引いていくこともできます。
無理をした分ダメージを受けるというわけです。
今回は白い数字が1なので1枚引いて、戦闘力0の「弱気」が出ました。
どう見てもクソカードですが、相手も災厄値0もザコイベントなので、無事勝利です。
撃破した災厄カードはぐるりとひっくり返って戦闘カードになりますが、現在の山を使い切るまで使えません。
先ほど使った「弱気」と獲得した「たべもの」を一緒に捨て札として置いておきます。
災厄を選ぶ→戦う→使ったカードと得たカードを捨てるというのがターンの一連の流れとなります。
次の災厄いってみましょう。
今度は「島の奥に探索」と「人食い族」が出ました。
「人食い族」を選んでみます。
白い数字が5なので5枚引くことができますが……
ボコボコにされました。
ゲーム開始時点の戦闘カードの山はクソザコナメクジです。
体力を使って追加しても勝てるわけがないので、今回は諦めます。
倒せなかった災厄カードは選ばなかった災厄カードと一緒に積んでいきます。
災厄に負けると「災厄値-戦闘力」の値だけダメージを受けます。
今回は災厄値5で戦闘力-1なので6のダメージです。
体力のコマを6個失いました。
この時、受けたダメージの分だけ使った戦闘カードを除外できます。
失敗経験から「弱気」や「散漫」を反省したということです。
除外したカードが捨て札と混ざらないように注意してください。
強いカードを獲得し、弱いカードを除外することで、難しい災厄にも勝てるようになっていきます。
ロビンソンの成長がこのゲームの醍醐味と言えます。
②戦闘カードを使い切ったら
中央上「衰弱カード」を1枚加えて捨て札をよく切り、新しい山を作ります。
衰弱カードはマイナスの効果しかなく、後半になるとより深刻な症状が出てきます(深刻なカード3枚を下、普通のカード8枚を上に置いておきます)。
老いて衰えたということです。
成長が醍醐味ですが、一筋縄ではいかないのです。
③災厄カードを引き切ったら
中央の「警戒カード」の表示を緑から黄色に変更し、選ばなかった&倒せなかった災厄カードをよく切って新しい山にします。
これ以降、災厄カードの災厄値が緑ではなく黄色になります。
何があったかわかりませんが、島全体がだんだん危険になっていくということです。
第1シーズンでボコボコにされた「人食い族」にリベンジ。
5枚引いて、衰弱カードの「空腹」が出ました。
このままでは「体力-1」の効果を受けてしまいますが、「判断力」の特殊能力「破壊1枚」を使って「空腹」を除外しましょう。
破壊すれば衰弱カードの効果は受けずに済みます。
さらに「繰り返し」の特殊能力「1枚2倍」を「経験」の3に適用します。
追加で戦闘カードを引くまでもなく、「1+1+3×2+1」で9に達し、「人食い族」を倒して戦闘力4の「武器」を入手しました。
特殊能力は色々あるので、詳細は公式の説明書を参照してください。
④第3シーズン(警戒レベル赤)で災厄カードを引き切ったら
左上「海賊船カード」との2連戦です。
災厄カードとの戦闘と同様、まず白い数字の分だけ無償で引けます。
6枚引きましたが、まだ海賊船の災厄値20に達していません。
まず「戦略」の特殊能力「更新1枚」で「集中」を捨て札に送って1枚引き、さらに体力を消費して戦闘カードを追加していきます。
これで合計が22となり、1隻目の海賊船を撃破できました。
海賊カードは全10種類あり、ただの重い災厄ということもあれば、何らかの条件を課してくるものもあります。
2隻目は「使用可能な戦闘カードは(引いた数の)半数」という条件付きです。
途中経過は省きますが、どうにか2隻目も倒すことができました。
これにてゲームクリアとなります。
敗北条件
- 体力が0未満になったら死亡
- 衰弱カードが残り0枚で戦闘カードが尽きたら老衰で死亡
となります。
体力は序盤からガンガン減っていき、回復手段は特殊能力の「体力+1」と「体力+2」しかないので、慣れないうちは体力不足で死ぬことが多いと思います。
難易度は高めです。
しかしいわゆる運ゲーではなく、慣れれば初級ルールは高確率でクリアできるようになります。
上級ルールも用意されていて、かなりやりごたえがあるので、ぜひ挑戦してみてください。
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