それにしても語彙が欲しい

脚本家/フリーライター・森山智仁のブログです。ほぼ登山ブログになってしまいました。

自粛してる人を褒めてほしい(切実)

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初心者の友達を登山に連れていった時、

「(苦労に対する)ご褒美(景色など)が足りない」

と、率直な感想をもらいました。

 

苦労と報酬のバランスはその行動がどんだけ好きかによるもので、

「登山」が大好きな僕は何も見えない濃霧の山でも喜んで登りますし、

「アニメーターの仕事」が大好きな人は低賃金で搾取され続けるようですが、

普通は見合った対価を求めるものです。

 

「自粛」が好きな人はあまりいないと思います。

僕も好きではありません。

 

東京の緊急事態宣言が四度目になり、

世間は、

「もう何度目だよ」(四度目だよ)

という声で溢れているようです。

確かに飽き飽きなんですが、

だからといってもう自由にしていいわけではないと考えます。

ウイルス側は飽きていないからです。

 

しかし自粛には、

ろくな報酬がありません。

自粛大好きだから報酬なしでも頑張れるなんて人が存在するでしょうか。

 

「飲み会をやらなかった」

「イベントを辞めたりオンラインに切り替えたりした」

といった個々の自粛には、

これといったご褒美がありません。

 

※専業クラスに対しては色々あるけどね。

www.bunka.go.jp

 

自粛している人たちがもっと評価されるべきです。

得られるものが何もないと損をしているような気分になります。

本格的にバカらしくなったらいつか自粛をやめてしまうでしょう。

 

僕個人は今週末、

富士山をやる計画でしたが、

断念しました。

 

これに対して、

「当たり前だろ😡」

と言わず、

「よく辞めたね☺️」

と褒めてほしいわけです。

 

有観客公演を無観客に切り替えた演劇のカンパニーがどれだけあるか存じ上げませんが、

そのすべての関係者を僕は心から評価します。

 

そしてメディアには、

飲み歩く人の批判より、

自粛を頑張っている人の賞賛に力を注いでほしいものです。